結婚する前

だから威張ることになります。もちろん、逆のケースもあり得ます。〃釣った魚にはエサをやらない〃という言葉があります。これはたしかに名文句で、夫婦の関係はこの一語に尽きると言ってもよいのですが、必要がなくなったら人間は投資しません。逆に言えば、必要であるかぎりは投資を続けるということです。たしかに、そうしないと相手が自分から離れていくかもしれないと思うので、相手に対して感情的、あるいは物質的な投資をするわけですが、結婚してしまうと、女性も男性も「養育行動」を解発するような行動はしなくなります。そうすると養育行動は解発されません。「あなたは結婚してから私のことを全然かまってくれない」と夫にこぼす妻は少なくありませんが、逆に、夫からすれば、「キミは結婚してからも、結婚する前のように自分に甘えてみせることがあったのか」ということになるわけです。つまり、お互いさまなのです。また、縄張りというのは、お互いに自分の領域があり、結婚する前は、お互いにそれを侵すことがありません。女性とつきあっている男性が「紳士」であることの条件は、身も蓋もない言い方ですが、女性の持っている縄張り、テリトリーを荒らさないということです。相手の家の玄関までは送って行っても、中には入らず、「おやすみなさい」とだけ言って帰ってくるのが「紳士」というわけです。これを読んでいれば、ここ→で、出会った人はあなたから離れられないかも。

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